ディンプルエフ-b-PCは現場に合わせてフリーサイズでの製造が可能なPC床版です。
その為、幅数メートル規模の大きなサイズで製造した製品を簡易橋梁として使用頂くことが可能です。

PC(プレストレストコンクリート)製品となっておりますので、一般的なコンクリート製品と比べ強度・耐久性に優れ、長寿命化を図れます。

製品をご検討頂くにあたり、製品を設置する際に必要な橋台の計算、適切なサイズ、荷重選定の為の現地調査なども行わさせて頂いております。

コンクリート最大の弱点である「引張力」。鉄筋コンクリートは引張力に対し鉄筋で抵抗する構造となっていますが、多少のひび割れは避けられません。

それに対し、プレストレストコンクリートではあらかじめコンクリートに圧縮応力を作用させることによって、引張力への耐性を付与します。
これにより、ひびわれを抑制する事が可能です。

まずPC鋼材と呼ばれる高強度(鉄筋の5~6倍の強度)の鋼材を使用します。このPC鋼材を引っ張り(この作業を緊張と呼びます)、張力を与えた後にコンクリートの打設・養生をし、コンクリートが固まってからPC鋼材を切断することで、引っ張られていたPC鋼材が元に戻ろうとする力がコンクリートに加わり、圧縮力を与える事ができます。
プレストレスの導入方法は「プレテンション方式」と「ポストテンション方式」に大きく分ける事ができます。これは、コンクリートを打設する前(プレ)に緊張をするか、打設した後(ポスト)に緊張するかによるものです。

プレキャスト製品なので、現場での打設養生が不要になり、現場打ちと比較すると大幅な工期短縮が可能です。

Df-b-PCは同寸法のRC床版に比べて薄く造る事ができます。これにより、流水断面の拡充が可能となります。また、厚みが薄い分軽量になるため、作業効率の向上と歩掛コストの縮減も可能です。

幅・厚みを自由に選定できるほか、異形やグレーチング内蔵などにつきましても対応が可能です。現場に合わせたベストな形状で納品できる為、安心してご採用頂けます。

クスリのアオキ 川尻店様

静岡県沼津市 大瀬川床版工事